【360度だけ】バイク用ドライブレコーダーのおすすめ4選!デメリットや選び方も解説

おすすめドラレコ

バイク ドライブレコーダー 360度

360度録画できるバイク用ドライブレコーダーとは?

360度のバイク用ドラレコとは、自分の周囲360度をすべて録画できるドライブレコーダーです。

これにより、前後はもちろん側方からの飛び出しや幅寄せなども確実に録画できます。

用途はあくまでアクションカメラ!

まず前提として、”360度録画できるドライブレコーダー”はありません。

しかし、360度録画できるアクションカメラは数多く存在します。

つまり、アクションカメラをバイク用ドラレコとして使用するのです。

【360度】バイク用ドライブレコーダーの”メリット”とは?

  • とにかく撮影範囲が広い
  • 画質がかなり高い
  • 取付工賃がかからない

とにかく撮影範囲が広い

せっかくドラレコを付けても、カメラの死角で接触すれば意味がありません。

360度ドラレコでは、側面までしっかりと録画できるのが最大のメリットです。

360度カメラで録画できる範囲

  • 前方からの急な飛び出し
  • 後方からの追突やあおり運転
  • 側方からの割り込みや幅寄せ

教習所終わっての帰り道、マジで危なかった(・・;
407片側2車線のうち左走ってたんだけど、横から車飛び出てきて僕が乗るバイクの側面に追突する寸前ギリギリだった。

引用:Twitter

画質がかなり高い

アクションカメラとしての機能性に特化しているので、画質はかなり高いです。

フルHD画質はもちろん、4Kや6Kでの録画も可能です。

日本産のバイク用ドラレコの最高画質は、フルHD(約200万画素)なので圧倒的な差です

選択できる画質の幅も豊富であり、必要以上に画質を高くしない設定も可能です。

関連記事:【日本産ドラレコだけ】おすすめ12選を紹介!

画質 HD 2K(フルHD) 4K 6K
画素数 1280×720画素
約92万画素
1920×1080
約207万画素
3,840×2,160
約829万画素
6000×3000
約1900万画素

取付工賃がかからない

バイク本体に取り付けるタイプのドラレコであれば、配線加工や電源取り出しなど素人には取付が難しいです。

バイク屋さんにドラレコ取り付けを依頼すると、1~4万円くらいは工賃がかかります。

対して、360度カメラは専用マウントをヘルメットやハンドルバーに取り付けるだけなので簡単です。

関連記事:バイク用ドラレコの取り付け工賃はいくらくらいかかる?

【360度】バイク用ドライブレコーダーの”デメリット”とは?

360度カメラはあくまでアクションカメラであり、ドラレコとして使用するには4つのデメリットがあります。

そこまでして、360度カメラをドラレコに代用する必要があるのでしょうか。

また、360度カメラを買うべき人はどんな人でしょうか。

360度カメラには4つのデメリットがある!

最大の問題は、あくまでアクションカメラでありドラレコとしての機能性が低いことです。

また、価格も高いので簡単には手が出せないです。

  1. ループ録画できない機種がほとんど
  2. 長時間録画には向いていない
  3. 殿様マウントが恥ずかしい
  4. 本体価格が高い

①ループ録画できない機種がほとんど

ループ録画とは、録画データが満タンになった時に自動的に上書き録画をしてくれる機能です。

「録画する→録画データが溜まる→古いデータから順に上書き録画する」、これを繰り返すのでループ録画と呼ばれます。

360度カメラはあくまでアクションカメラなので、ループ録画機能が付いていない機種がほとんどです。

つまり、360度カメラをバイク用ドラレコとして使用する場合は以下に注意が必要です。

  • 録画データが満タンになったら録画されない
  • 定期的に録画データをフォーマット(初期化)する必要がある

②長時間録画には向いていない

360度アクションカメラでは、1時間以上の長時間録画には向いていません。

なぜなら連続稼働により本体バッテリーが発熱し”熱暴走”を起こすからです。

熱暴走中は録画が停止されるため、その間に事故に遭えばドラレコの意味がありません。

連続録画できる目安時間は30分くらいだと考えておきましょう。

360度カメラで長時間録画するには?

ちなみに360度カメラで長時間録画するには、バッテリーを使わなければ可能です。

具体的には、バッテリーを外した状態でバイク本体バッテリーから電源供給する必要があります。

ただし、この方法にはカメラと充電部が露出してしまい防水防塵性がかなり低くなるという弱点があります。

また、USBケーブルと本体バッテリーとの接続などの工賃もかかってしまいます。

③殿様マウントが恥ずかしい

事故に備えて360度録画しようとすると、取り付け位置はヘルメットの頂点(殿様マウント)となります。

ヘルメットの頂点にカメラがあるのはかなり目立ちます。

また、ヘルメットの収納に関してもマウントが邪魔になることもあり面倒です。

④本体価格が高い

360度カメラは、普通のバイク用ドラレコよりもかなり価格が高いです。

本体に加えて、防水カバーや専用マウントなどオプション品も合わせると10万円くらいの予算が必要です。

ドラレコタイプ 相場
ヘルメット型ドラレコ 約1~2万円
前後型ドラレコ 約2~4万円
360度型ドラレコ 約5~7万円

バイクで360度録画する必要はある?

結論として、側面からの映像を確実に録画できる360度ドラレコの必要性は高いです。

ヘルメット型ドラレコは片側(左半分・右半分)の前後しか録画できません。

本体取り付け型の前後カメラドラレコでも、側面には死角ができます。

しかしながら、360度カメラを殿様マウントすると死角なく全方位を確実に録画できます。

【360度】バイク用ドライブレコーダーを買うべき人は?

360度カメラをバイク用ドラレコとして使うのにおすすめな人は、1回あたりの走行時間が短い人です。

具体的には、30分以内くらいの走行時間が目安です。

【360度】バイク用ドライブレコーダーの選び方

  1. 高画質に録画できるか?
  2. ループ録画機能はあるか?
  3. 連続動作時間はどのくらいか?
  4. 使用できるSDカードの最大容量は?
  5. 手振れ補正機能はあるか?
  6. 防水性能はどのくらいか?

高画質に録画できるか?

360度カメラはアクションカムなので、画質に関してはもんだいありません。

4K以上の画質であれば十分きれいに録画できます。

ループ録画機能はあるか?

現状360度アクションカムでループ機能があるのは、「Insta360 X3」だけです。

GoProでもループ機能はあるのですが、360度録画できる「GoPro MAX」にはループ機能がついていません。

連続動作時間はどのくらいか?

連続動作時間がどれだけ長くても、どのアクションカムも30分程度で熱停止してしまうものが多いです。

最低でも、連続動作時間が30分以上のものを選びましょう。

使用できるSDカードの最大容量は?

使えるSDカードの最大容量がなるべく大きいアクションカムを使用しましょう。

ループ機能がなくとも、録画データの初期化頻度がぐっと下がります。

512GB~1TB以上のSDカードが使えるタイプがおすすめです。

手振れ補正機能はあるか?

バイクの走行時の振動は思っているよりも激しいです。

特に砂利道など走行時には、ドラレコの映像がガタガタになります。

できるだけ手振れ補正機能があるアクションカムを選びましょう。

防水性能はどのくらいか?

360度アクションカムの防水性能にも注目しましょう。

「Insta360 X3」や「GoPro MAX」では、専用防水ケースがなくとも高い防水力があります。

【360度だけ】バイク用ドライブレコーダー4選

今回紹介する360度カメラは以下の4つです。

  • Insta360 X3
  • FITT 360
  • GoPro MAX
  • RICOH THETA X

Insta360 X3

Insta360”Xシリーズ”の最新モデルです。

最大30分のループ録画が可能となり、公式HPでもドラレコとしての使用をアピールしています。

圧倒的高画質かつフレームレートは最大60fpsなのでバイク用ドラレコとして十分使用可能です。

注意点として、画質とフレームレートを最高設定にすると30分ほどで熱暴走する可能性があります。

後述するループ録画についての注意点も踏まえると、走行時間が30分程度の方におすすめです。

Insta360 X3のループ録画について

「Insta360 X3」にはループ録画機能があるため、録画した動画データを手動で削除する手間なく連続録画が可能です。

しかし、このループ録画機能では事故後に手動で録画停止しないと上書き削除される危険性があります。

(例)ループ時間を30分に設定、1時間走行し録画停止、停止直前の30分だけ保存される。

結論として、録画映像を上書き削除されないように事故後に手動で録画停止する必要があります。

価格 68,000円
画質 ・5.7K
・4K
ループ録画
連続動作時間 81分
SDカード 最大1TB
手振れ補正機能
防水性能 IPX8、水深10mの防水性
その他機能 HDR録画
本体保証 1年、延長保障は別料金

詳細はこちら

FITT 360

首元にかけるだけで録画できる360度アクションカメラです。

本体に64GB、SDカードは最大128GB、合計192GBの動画容量を保存できます。

注意点として、フードなど襟が高い服でカメラが隠れることがあります。

価格 69,800円
画質 4K
連続動作時間 10~20分
画質を落とせば最大70分可能
ループ録画 ×
SDカード 最大128GB
手振れ補正機能
防水性能 IPX4、雨天使用は控える
その他機能 Bluetoothによる音楽視聴、GPS
本体保証 1年

詳細はこちら

KANDAO QooCam 8K

QooCam(クーカム)8Kは、ループ録画機能はありませんが動作時間が45分とやや長いことが特徴です。

また、他のアクションカムにはない冷却ファンが内蔵されているので熱暴走による停止もありません。

給電しながらの録画が可能で、画質にもよるでしょうが2時間使えたという声もありました。

私はバイクなどで使用しますが、2020年の真夏日に走行風が熱気であっても問題なく使用できました。
給電しながらなので2時間以上録りっぱなしです。

引用:価格ドットコム

内蔵ストレージは64GB・SDカードは最大256GBあるので、合計320GBの動画を録画できます。

デメリットは冷却ファンの排出口があるため防水性能が低いことです。

専用防水ケースか雨天の使用は控えましょう。

価格 68,000円
画質 ・8K
・4K
ループ録画 ×
連続動作時間 45分
SDカード 最大256GB
手振れ補正機能
防水性能 専用ケース使用でIPX8
その他機能 スローモーション、タイムラプス機能
本体保証 1年

詳細はこちら

GoPro MAX

GoProシリーズで360度録画が可能な機種は、「GoPro MAX」だけです。

ただし、ドラレコとして必要な”ループ録画機能”が付随していません。

価格 61,000円
画質 ・5.6K
・3K
ループ録画 ×
連続動作時間 30~60分
SDカード 最大512GB
手振れ補正機能
防水性能 水深5mの防水性
その他機能 Wi-Fi、Bluetooth、GPS、タイムラプス
本体保証 1年

詳細はこちら

RICOH THETA X

 

「RICOH THETA X」(リコー シータ)シリーズ最新モデルの360度アクションカメラです。

結論から言うと、ドラレコとしての利用は難しいです。

画質や手振れ補正機能など申し分ないですが、最大稼働時間が10分しかありません。

加えて、価格が10万円以上と高すぎます。

動画の撮影は、内部温度上昇時は自動終了します。カメラの温度上昇に伴い、5.7K/30fps、4K/60fps動画撮影時の撮影可能時間は最大約10分(25度環境下)となりますが、温度環境によって異なります。

引用:RICOH360 Blog

価格 109,800円
画質 ・5.7K
・4K
・2K
ループ録画 ×
連続動作時間 最大10分
SDカード 64GB以上
手振れ補正機能
防水性能 専用ケース使用でIPX8
その他機能 GPS
本体保証 1年

詳細はこちら

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